コンデンサとの戦い(序章)



ギャランのECUトラブルといえばコンデンサ、と言われるほど有名な電解コンデンサ液漏れ症状ですが、とりあえずこれと真正面から戦えないものかといろいろと悪あがきしてみました。
なお、漏れるので有名なコンデンサは中期、後期のECUに使われている物になります。前期ではコンデンサ漏れによる故障はあまり聞いたことがありません(無い、とは言い切れないと思いますが)。

同様にコンデンサが漏れるという問題がホンダのビートにも言われますし、パソコン、オーディオでもコンデンサの液漏れによる故障は有名な話しです。
車の場合原因が耐温度のせいでは?という話しが多く聞かれますが、パソコンやオーディオが85度とか105度になるとは考えにくいので、実際は他の要因があるのかも知れません。

ちなみに前期と中期、後期のECUの違いはここをご覧下さい(ブラウザの「戻る」で帰ってきて下さい)。


まずはECU全景から。真ん中ちょい上辺りにある丸い筒状の黒っぽい奴が今回の問題となる電解コンデンサです。
(画像は中期AMG MT用のECUです)


ギャランのECUで使われているコンデンサの中でも、大きい方2個が弱点です。
とりあえず外してみたコンデンサです(なんでこんなに持ってるの?)。袋を見ればわかりますが、既に液漏れでどろどろしてます。
これが交換用に手に入れた良い品(笑)です。ケミコンのGXDです。耐温度も105度から125度に上がってます。
このコンデンサは知り合いのつてで手に入れましたが、通常は個単位では売ってないらしいです。また、このGXDももう手に入らないようなので、現在であればケミコンのGXE辺りになるのでしょうか。
じゃああとはコンデンサを差し込むだけ、と思ったら、コンデンサを外した下が既に電解液で腐食してしまい、パターンがボロボロになっています。

※この写真、小さいコンデンサも外れてますけど、そこは通常漏れにくいので外さないで下さい。通常は大きい方の2本だけでOKです。


そう、ギャランのECUに限ったことではないのですが、「コンデンサが壊れる」事だけが原因なのではなく、コンデンサの漏れた電解液によって基板上のパターンが浸食され、導通しなくなることがエンジン停止の原因なのでした(もちろんそれだけじゃないけど) 。
このままコンデンサ載せ換えても、導通しなければ意味がありません。また、この基板は両面基板であり、コンデンサを刺してある基板の穴はスルーホールになっています(しかも、私は未確認ですがこの基板は多層基板となっていて、スルーホール途中に別のパターンへの接合もありそうだとの事です)。
このスルーホールが完全に死んでいると、パターンとパターンをつなぐ役目も果たせなくなる事になります。
そこで、この基板の壊れたパターンも含めて、修理をしてみたいと思います。
なお、ECUの故障原因がコンデンサだけならばいいのですが、ケースを開けたら部品が落ちてきた、IC(一番上の写真で言うと右側の緑の箱の下、3枚組の黒い板)が焦げている、割れてる等のコンデンサ以外のトラブルがある場合は、どんなにコンデンサ直してもダメかと思いますので、その場合はここから先に進まないように(笑)


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