VR-4とは?




簡単に作ってみました。

'87年登場のギャランは、基本的には新しい設計のセダンとしてのデザインやパッケージを持っていましたが、今回のモデルは「ラリーに参戦する」と言う大きな特徴がありました。
そのラリー参戦モデルは、4WDターボを装備した「VR-4」です。VR-4の由来は「Victory Runner 4WD」だとか(ホントかな?)。
ギャランのマイナーチェンジごとに、細かな違いが発生してきています。




■'87モデル
モデルチェンジしたギャランの最上級グレードとして、VR-4が登場しました。
マニュアル5速のみ、アクティブフォー搭載、フルタイム4WDのターボで205PS。当時最強のモデルであったと記憶しています。
このときのVR-4の装備はかなり簡易な物で、エアコンすらもオプションであったようです。
設定色はソフィアホワイトとグレースシルバー。このモデルで日本カーオブザイヤーを受賞し、それを記念したカーオブザイヤー限定モデルを販売しています。カーオブザイヤー限定モデルの特徴はセルビアブラックのボディとシルバーのスリーダイヤマーク、カーオブザイヤー受賞記念エンブレム、ダークアージェント色ホイール、ハイマウントストップランプ、ビスカスLSDなど。


■'88モデル
1年目にして爆発的ヒットとなったVR-4に設定追加が行われます。このモデルの装備は'87年モデルに追加してハイマウントストップランプとリア3点式シートベルトが装備されました。
他の細かい違いは、ルーフモールがボディ同色となったことと、トランク後部内装が追加されたことです。
ボディカラーの設定は'87モデルに追加してシャトーシルバー(ガンメタ)とスーパーコスミックブルー、このモデルでは発売1周年を記念したファーストイヤーアニバーサリー限定車が発売されています。ボディカラーやいくつかの特徴はカーオブザイヤーモデルに似ています。



■'89モデル
この年のモデルチェンジは設定追加ではなくマイナーチェンジ。まずは外装の変更はランプ類の変更とリアスポ形状の変更、ホイールデザインの変更。特徴的なフォグランプ「デュアルロードランプ」が装着されます。
メカ部分の変更は細かな点で違いがあるらしく、最高出力が220PSになりました。また、大きな特徴としてこのモデルからオートマチック車の設定ができます。オートマ車は210PSでした。
標準装備にフルオートエアコンが設定されたのもこのモデルからです。内装も植毛ピラーやフレンチパイル天井などが採用され、最上級グレードにふさわしい装備になってきています。
設定色は'88モデルと同じソフィアホワイト、グレースシルバー、シャトーシルバー、スーパーコスミックブルーと、グレースシルバー/シャトーシルバー、モナコレッド/シャトーシルバー、ランプブラック/シャトーシルバーのツートンカラーが設定されます。
このモデルでの限定車はスーパーVR-4。内装が本革となり、外装色も専用のオニキスブラックで塗られます。黒い塗装を施されたホイールも特徴的でした。

ギャランマニア的細かな違いでは、ドアロックをした状態でも運転席のドアノブを内側から引くと、ロックが解除されます。



■'90モデル〜
ギャランも最後のマイナーチェンジを受け、マニュアルのVR-4は240PSのエンジンを手に入れました。外装的違いはダクト付きボンネット。バンパも開口部が増えますが、これはパワーアップでインタークーラーが大きくなったからです。パワーアップ関連の違いはインタークーラー大型化の他パイピング類が太くなったこと、マフラーの径が太くなったこと、エンジンはバルブ径の大型化、タービンの大型化等、全体的なパワーアップのための設計変更がされています。また、クロスレシオミッションが標準装備されています。
オートマ車は特に変更を受けていません。
細かな部分では配線などの設計変更などがされているようです。
内装の変更はステアリングホイールが4本スポークになった点と、シートがラグジュアリ&スポーツシートになった点です。機能的違いはリモコンドアロックが標準装備されたこと、ドアにサイドインパクトビームが装備されたこと。
設定色はソフィアホワイト、グレースシルバー、シャトーシルバー、クタニレッド、ランプブラックと、ランプブラック/シャトーシルバーのツートンカラーが設定されます。
恒例の限定車はモンテカルロ限定車。スーパーVR-4同様のオニキスブラック外装に黒塗装ホイール、サンルーフとビスカスLSDが装備され、ボディサイドの「MonteCarlo」のステッカーが目を引きます。

ギャランマニア向け違いはやはりドアロック。リモコンドアロックが標準装備になったためか、運転席ドアをキー操作で解錠した時、全ドアのロックが解除されます。
もうひとつ、'89モデルと同じように見えるホイールは、実は中心のキャップ部分に三菱マークの彫り込みがあるという違いが。





■おまけ1  VR-4 RS
ギャランには競技用ベース車の「VR-4 RS」が存在しました。VR-4をベースに、アンダーコートの省略やエアコンのオプション化、ABSやパワーウインドウや集中ドアロックなど、競技に不必要な装備を外して軽量化などを図ったモデルです。
4WS機構を外したE38Aと、4WS機構付きのE39AのRSが存在します。それぞれの目的に合わせて選択することができました。

そもそもはVR-4登場時('87年)に、ラリー向けの簡易バージョンとして100台限定で作成され、CMSCや有力ラリーショップで販売されたVR-4・Rがベースのようです(これは、PD誌に記載があるのですが、実際は資料が全く無く詳細は不明です)。
PD上には「4WS無し、ラリーアート製ショックとスプリング、ABS無し、パワーウインドウ無し。オプションで機械式リアデフ装着」とありました。
但し、E38Aの製造番号をベースに検索すると、E38A自体が'88年以降の生産であることから、この100台は「E38AとしてのVR-4 RS」としては該当しない物と思われます。

そのほかにも、'90〜モデルの最終期にE39A RSをベースとしてシュロスシルバー塗装(AMGの色)、パワーウインドウなどの装備をし、オプションで社外マフラーや可変ウイングを装備した「Armed By RALLIART」も存在しました。
タスカエンジニアリング発注のADVANカラーベース用純正黒塗装モデルもあったと言われています(色だけで言えば生産時に特別注文することも可能だったようですが)。
RSは競技に使う人々を中心に愛用されていました。





■おまけ2  エテルナZR-4
カープラザ店向けに、ギャランの兄弟車種、「エテルナ」がありました。これにも同じスペックを持ったZR-4と言うグレードが存在します。
エテルナは基本的にはギャランと同じですが、5ドアボディを持っていました。
それ故にラリーには参戦していませんが、スペック的にはVR-4とほぼ同じスペックを持っています。





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